emergence observation
2014/08/12     this summer 2

今年も羽化まつりが行われていて

庭の食草、柚には幼虫達がたくさん住んでいます。

だから毎日日中はひっきりなしにアゲハチョウ達が

卵を産みに来てくれています。

しかも、リビングの窓にかかるグリーンカーテンのゴーヤの花の蜜にも

寄り道をしてくれるから、天気のいい日中は賑やかです。

先日、柚の枝にいた大きな、大きなクロアゲハの幼虫を

夫が見つけてあまりにも大きいので重みで枝がしなり、

歩道にまではみ出てるので、観察箱を作り家に入れました。

ここ数年は、家で羽化をちゃんと見ることはありませんでした。

蛹の段階で家に入れて見ることはあったのですが、、

昔の様に久々に終齢虫を家に入れましたが

順調に蛹化場所を決め、今晩蛹化かな?という感じでしたが

朝起きると蛹化作業中の、糸で体を括り付けている間に

力つきていました。

本当にかわいそうで、まだ生きていたので

最後は柚の木の側に置いてあげました。。

次の日の朝、そのクロアゲハの幼虫は

蛹化出来なかったのにも関わらず、背中の柔らかい皮膚の内側に

真っ黒な美しい模様を浮かび上がらせていました。

最後の最後の力を振り絞り、成虫の羽の姿を

作ったのだと思います。本当にきれいでした。

幼虫の変態を繰り返しても、無事羽化できて

成虫になれるのはほんの一握り。

蝶の美しさにはいつも感動する。

2013/06/06     pupa

663ナミアゲハの蛹

ご存知の方も多いと思いますが笑

春から夏にかけて毎年蝶の羽化観察を庭や自宅でやってます。

卵から羽化まで家の中でやるのはまぁまぁ大変ですが、寄生されることから

守れます。

何より最大の理由は、羽化する時飛び立つまでの間、ドロドロの蛹から出てすぐ

は皺苦茶の羽を伸ばし乾かしますその間たっぷり3時間はあります。

その時、ピカピカの美しい生まれたての蝶をスケッチし放題、写真撮り放題です!

これだから羽化はやめられません、蝶は迷惑かもしれないけど

成虫になって空に放すまでちゃんと見届けます。

 

しかし、昆虫の”スペクタクル「変態」”は命かかっています。

そして個体差によってうまく蛹になれない子も居ます

何より!先ず無事に蛹になるまで

“誰にも見つからずに蛹化(蛹に変化する事)できるか”

何しろ、あの柔らかい青虫だった体を固くい棺桶のような容れ物に

変化するのでとっても時間がかかり、体力も使います。

蛹化を見てると、ゼーゼー言ってるのがわかります。もうまず

今までの皮を脱ぐのがとっても大変そうで、その脱いだ皮がポロリと落ちる瞬間

本当に安心します。だから誰にも見つからない、けれど羽化した時に蛹から出た時に

障害物が無いようなところじゃなきゃ行けないし、

蛹は糸だけでぶら下がるので、糸が噛んでくれるような表面を持った場所じゃなきゃ

いけません。

だから、終令虫から蛹になる!という日から元居た木を離れ旅に出て

蛹になる場所を探すんです。

またその旅が驚くくらいの距離行きます。。。

 

今、蛹が一匹羽化の準備に入ったようです。

羽化実況出来るよう、今日は徹夜します。