2015.5
2015/05/30     

以前お世話になってたギャラリーから連絡があり

とうとう大きな作品の返却の時が来た。。。

いつかは必ず引き取らなければと思ってたけど

それはイコール処分を意味すると薄々考えてた。

実際問題、長辺3メートル、2メーター、1.6メーターのが

三作品を置いておける場所がない。

作家として作品を残さなきゃいけないのもわかってるけれど

どう考えても無理だ、。。。。。。

この数日とても気分が暗く重い。。

自分の中でも、とても気に入っている大事な作品の

このHPのtopの「宇宙の欠片」はとってもとっても大切にしたいけど

家の玄関すら入らず、窓枠を全部外してじゃなきゃいけない大きさで

階段も上らない。。。だからこれは絶対持っておきたいから

苦渋の決断でキャンバスを木枠から外し持っておくことにした。

ただ、アクリルとはいえ下地もつくってるし長期間丸めて

大丈夫かなんて全然わからない。。。。

もしも飾れるならこの絵を飾りたいな!

それかどなたかもらってくれないかな。

木枠から外すくらいならただでもらってくれるなら全然かまわない。。。

それでもこの大きさは

きっと国内は無理だし、自分の力で海外の方に売るのも

今となっては難しい。。。

この話を家族にした時の反応は意外だった。

皆、私以上に絵を大事に思ってくれて私の今後の方法を聞いて

胸を痛めてくれていた。

自分自身もこんなにつらいこととは思わなかった。

ただ、とてもとても良い思い出で筆致を重ねた日々と

時間を思い出されるしあの絵を描けたことを誇りに思う。

自分が出来る限りのことで幕を閉じようと思う。

そうしたらすべて終わることが出来て

やっと一歩踏み出せるんじゃないかと思います。

自分には遥かに手にあまりすぎて挑戦した大きさ合戦を

今はやって良かったなって思う。

そして一番は、今まで絵を保管してくれていた

ギャラリーに感謝です。