今日は別の作業で絵自体描けないので
とても歯がゆく、描きたくてぞわぞわしている。
雨が降ってどんよりしている今日なんか描くのにぴったりなのに。。
また鳥の話ですが。。鳥に関する本だけで10冊以上は持っていて
仕事でもらう資料とは別に独自に持ってる図鑑や画集で調べます。
一日中鳥の本読んでても飽きません。。昆虫もそうです。
圧倒的にわかってないことが多いからです。想像しなきゃならないことも
多い。。。知らないことばかりなのは個体が小さく追えないのもあると思いますが
神秘という言葉では片付けられない、自然の摂理に乗っ取り生きている。
人間には計り知れない感覚を持っている。。。。
鳥にはたくさんの面白い習性があって思わず笑っちゃうものも
ありますし、涙が出そうな話もあります。。。
ただやはり、とても生きることに必死です。
今、何が鳥への思いを描いているかというと
ただ美しいとかだけでなく、その鳥の生態を知り、またどこで
どんな風に育ち生息するのか。。。そういう細かいことを知った上で
描きたいのです。その小ささや色の美しさの由来、
まとう風土の背景までも鳥は姿に現れている気がします。
まえはそんなこと気づきもしなかった!
美しい鳥はたくさんいて描きたくて困ります。
何にもならない行為なのかもしれないけど、ただただ家には
鳥のドローイング、スケッチがたまる一方です。
instagramで鳥のドローイングをたまにアップロードしている。
毎日のつもりが、空いたときに描くので精一杯だけど
今それが凄く良い時間になっている。
鳥というモチーフは、作家活動と同時に描いている。
鳥というよりは、始まりはサモトラケのニケを描いていた。
ニケへのあこがれが顔の無い翼だけが登場する絵をよく描いた。
ニケのことをここで書くには難しいけど
絵を志した頃、予備校の大石膏室でみたレプリカのニケは
十分に素晴らしかった。その時の光の差し込み方や
空気感を今でも覚えている。
ニケのことを思うと気が遠くなるし今でも
いろいろなことが巡る。
自然に鳥を描くことでまた新しい絵への気持ちか高まっている。
作家活動をする前に目指していたものを思い出し
今またそれに向けて準備をしている。
そのためにはたくさん描かなきゃならないので
またがんばります。