2015.2
2015/02/12     drawing

相変わらずものつくりの神が宿った机とともに

いろいろ描いたり作ったりしている日々ですが

その中で、急にデッサンというものに立ち返り始めました。

デッサンは絵を描き始めるときに必ず無意識にもやってることで

絵が始まるまでにスケッチから下絵から実際描くまでには

自分は4〜5回くらい清書を繰り返します。

その中でいる線、いらない線を選択したりします。

それもデッサンですが、自分のデッサンってものが

何となくあってその範囲を超えての表現はなかなか出来ないというか

いつまでたってもすごく大事な作業です。

描いてるものがあったとして、

そのものをうまく描こうとして線で輪郭をなぞったり

形を取りますがそれをしてるといつまでもそのものは描けて無くて

結局何を描いてるかというと印刷物のように

写真のようなものになるので、それでも十分写実にかけるならば

うまく見えるだろうしデッサンとして、形をとらえる力で言うと

良いのかもしれないのですが

自分がこれから獲たいデッサンとはやっぱり

描こうとしているそのものの向こう側が描きたいのです。

空間とはまたちょっとちがくて、言葉で言い表しにくいですが、、

なんならものの形なんかとれてなくてもいいわけで、、、

をを!これは、というデッサンとは

そのものがまとってる空気みたいなものも書き出せています。

もしかしたら鉛筆ではもう無理だと言う気もします。

だからなんだというと、そのものの向こう側を描けるようになって

作品でも、向こう側が表現できるようになれればなと。

思っています。

それには伝えてゆく作業も大事だと思っています、

あぁ、この絵にはあっち側もあるんだと気づいてもらえる

ような絵が描きたいのです。

とりあえず、、机とともに溜め込んだ仕事をぎりぎりまで

やってないので今日からはこの机仕事三昧です。

でも、仕事の中にもデッサンに近いものがあるので

一皮剥きたいです。それに入魂したいです。