2015.1
2015/01/15     

雨音聞きながら、作業がはかどります。

最近は作ることで頭がいっぱいですが

結局やれることは限られている、のを知るけれど

そこを飛び越えてやらなければ行けない時がある。

絵にいつも背中を押されたり、俯瞰で待たれている気がする

表現したいことをストレートに出すことが一番

困難なんだけどそれが出来ちゃえばすっきりする。

自分との対話ばかりです。

いつも最近考えていること。ずっと考えることとは

いまおかれる自分が当たり前だと思わないこと

周りが当たり前ではないということ。

大きく言ってしまえば人間だということが当たり前ではないということ

この視点が全てではない。

今見えているもののすべてがものの見方ではない。

寝食が出来ること、絵が描けること、音楽が聴けること

歩けること、生きていることが絶対に当たり前でないということ

自分の中の”美しい”が届かないことが必ずあるということ

この雨の中、濡れている羽を木陰でジッと乾かす鳥の視点

コンクリートの奥でずっと昔に埋まった土の冷たさ

旅行で拾った貝殻が、あたたかい海を離れ

部屋の片隅で埃をかぶること。

自分が全てじゃないといつも思うようになった。

この世界は人間、五体満足の人のためだけにしか

できてない。その他にどんなにたくさんの生命があったとしても

人が中心でそれに気づく度にうんざりする。

もしも目が見えなかったら、歩けなかったら、

家族が居なかったら、人間ではなかったら、

ひっそりと隠れてなければ行けないのか?

堂々と生きられないのか?

今見えてる光景や状況が全てではないから

時には自分以外の視点にならなければと思う。