今年も羽化まつりが行われていて
庭の食草、柚には幼虫達がたくさん住んでいます。
だから毎日日中はひっきりなしにアゲハチョウ達が
卵を産みに来てくれています。
しかも、リビングの窓にかかるグリーンカーテンのゴーヤの花の蜜にも
寄り道をしてくれるから、天気のいい日中は賑やかです。
先日、柚の枝にいた大きな、大きなクロアゲハの幼虫を
夫が見つけてあまりにも大きいので重みで枝がしなり、
歩道にまではみ出てるので、観察箱を作り家に入れました。
ここ数年は、家で羽化をちゃんと見ることはありませんでした。
蛹の段階で家に入れて見ることはあったのですが、、
昔の様に久々に終齢虫を家に入れましたが
順調に蛹化場所を決め、今晩蛹化かな?という感じでしたが
朝起きると蛹化作業中の、糸で体を括り付けている間に
力つきていました。
本当にかわいそうで、まだ生きていたので
最後は柚の木の側に置いてあげました。。
次の日の朝、そのクロアゲハの幼虫は
蛹化出来なかったのにも関わらず、背中の柔らかい皮膚の内側に
真っ黒な美しい模様を浮かび上がらせていました。
最後の最後の力を振り絞り、成虫の羽の姿を
作ったのだと思います。本当にきれいでした。
幼虫の変態を繰り返しても、無事羽化できて
成虫になれるのはほんの一握り。
蝶の美しさにはいつも感動する。